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2026年03月06日

フルダラビン

フルダラビンとは抗がん剤の中でも
代謝拮抗薬に分類される薬剤です。
歴史的には1969年に合成された古いもので、
血液腫瘍領域でよく使用されます。

フルダラビンの構造はプリン環にフッ素を導入された
アデニンヌクレオシド誘導体です。

作用機序は以下の通りです。

@リン酸フルダラビン(2F-Ara-AMP)が血漿中で脱リン酸化される(2F-Ara-A)
Aその後腫瘍細胞に取り込まれる
B細胞内で2F-Ara-Aはdeoxycytidine kinaseによってリン酸化される(2F-Ara-ATP)
C2F-Ara-ATPは細胞内のDNAポリメラーゼやRNAポリメラーゼを阻害
DDNA合成、RNA合成を阻害

この結果、抗腫瘍効果が発揮されます。

副作用としては、

発熱
悪心、嘔吐
倦怠感
好中球減少
血小板減少
貧血

などが代表的です。

腎障害(CCr<30)は禁忌とされています。
参考になれば!

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posted by いしたん at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 血液内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月22日

退院時サマリー 作成率

退院時サマリーの作成率について
そんなに重要だったなんて全く知りませんでした。

とある退院時サマリーの作成が遅れがちなレジデントくんが
上司から作れ作れと言われ続け、
それでも改善しなかったことから
いよいよ経営陣から注意勧告を受けました。

診療科長も含めて謝罪することとなり、
退院サマリを作成することの重要性を
ようやくレジデントくんが認識したようです。

病院の上層部が退院時サマリの作成率を気にする理由は、
例えば厚生労働省が診療録管理体制加算1の要件として
退院患者の9割以上が退院後14日以内に
退院時サマリーを作成・記載することを求めているからです。

もちろん退院時サマリは医師にとって
入院経過を短時間で把握するために非常に重要なのですが、
それ以上の意味合いもあるということです。

退院時サマリー 書き方で記載したように
要点を押さえておけば作成は
効率化すると思います。
お役に立てば幸いです。

退サマはちゃんと作りましょう!

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posted by いしたん at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 病院経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月21日

大学発ベンチャー企業

大学発ベンチャー企業(大学発スタートアップ)は
大学の研究者のアイデアを実用化に結びつけるために
近年最も重要な取り組みの一つです。

以前は製造販売を担う製薬企業との共同研究が主体でしたが、
近年の実用化の流れではメガファーマは
研究室との共同ではなく大学発ベンチャーを買う
ということに大きく方向性が変わっているからです。

米国ではそういったベンチャー企業が
成長するための場所も多く存在しています。
LabCentralなんかがその代表です。

日本ではまだまだ研究者の意識改革が必要だと思いますが、
行政の方はその重要性に対して対応してくれています。
大学発創薬ベンチャースタートアップ・ガイド(第1版)が
先日AMEDから公開されました。

設立の仕方など色々な点について
勉強になると思います。

病気の新たな治療を開発したいというモチベーションで
研究に取り組まれているドクターには
是非ご一読をお勧めします。

お役に立てば!

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posted by いしたん at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月20日

shared decision making

shared decision makingとは日本語では
協働的意思決定と訳されるもので、
患者さんと医師が話し合い一緒に
治療法を決めていきましょうという考え方です。

患者さんの自己決定権を重視するのは
非常に重要だと思います。

しかし現実はなかなか難しいです。

例えば治療推奨を頑なに守ろうとする医師の特性は
shared dicision makingの障壁になります。
(Rheumatology (Oxford). 2025 Oct 1;64(10):5269-5276.)



決められない患者たちという著書のとおり、
例えば患者さんの意見を伺っても決められない患者さんがおられます。

ある治療を提案しても、副作用が怖いと言い、
別の治療を提案しても、注射が嫌だと言い、
何もしないことに対しては、治療をしないなんて見捨てるのかと言い、
何度も何度も同じことを繰り返して
全く方針が決まらないということもあります。

今日の外来はかなり時間を費やした割に、
堂々巡りで結局決まらないという悲しい結果になりました。
まだまだ精進せねば。。。

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posted by いしたん at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 医師 気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月18日

がん 疫学

がんに関する疫学の情報は
臨床をするにしても基礎研究をするにしても
薬剤開発をするにしても社会制度の設計をするにしても
基盤となる重要なデータとなります。

がん統計では日本の癌患者さんの
実際のデータの閲覧場所を記載しましたが、
今回は世界の癌、悪性腫瘍の疫学データについて
まとめてあるサイトを紹介します。

The Cancer Atlasです!

これはがんに関する世界的な統計・疫学データを
分かりやすくまとめたオンラインリソースです。

WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)と
米国がん協会(ACS)が協力して運営しており、
世界各国・地域における
がんの発生率、死亡率、生存率、主なリスク要因などを、
地図や図表を用いて直感的に閲覧できるのが特徴です。

国別/地域別のがん発生・死亡データの可視化、
喫煙、肥満、感染症など、がんリスク要因の分布分析、
予防、早期発見、治療、緩和ケアに関するエビデンスや対策の整理、
研究・教育・政策立案等に活用可能なデータが提供されています。

正直、半端ねえ・・・。
是非、悪性腫瘍の疫学を知りたければ
一度見てみてください!

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ラベル:がん 疫学
posted by いしたん at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ツール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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