お買い得アイテムが大集合!買うならやっぱり楽天市場

2022年06月30日

放射線肺臓炎

放射線肺臓炎(放射線肺炎)は
放射線治療によって生じる合併症です。

急性期から亜急性期(照射中後期〜終了後半年程度)に
発症することが多いと言われています。

無症状も多いのですが
乾性咳嗽、呼吸苦、倦怠感、発熱といった
症状を呈することもあります。

放射線肺臓炎の特徴としては
照射野に一致する部位の透過性低下です。
更にCTでは正常肺との境界が
直線状となることが多いというのも特徴ですね。

ただし!照射部位に加えて
照射部以上に広がる場合もあります。
乳癌術後放射線照射後の
BOOP症候群は有名ですね。
Int J Radiat Oncol Biol Phys . 2000 Oct 1;48(3):751-5.

市中肺炎、ニューモシスチス肺炎、
急性心不全、薬剤性間質性肺炎、
癌性リンパ管症などを鑑別して
きちんと診断していきたいものです。

重症度としてRTOG EORTCの
遅発性放射線反応評価基準が使われます。

 Grade 1
  無症状もしくは軽度の症状(乾性咳嚥)
  軽度の画像変化
 Grade 2
  中等度の症状(重症の咳轍)を伴う線維化や肺臓炎、微熱、斑状の画像変化
 Grade 3
  重度の症状を伴う線維化や肺臓炎、濃い画像変化
 Grade 4
  重度の呼吸障害、持続的酸素投与、人工呼吸

参考になれば!

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
posted by いしたん at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

化学熱傷

化学熱傷とは化学物質により
組織破壊を伴った種々の腐食現象を来す疾患です。

その原理としては以下のように
5つに大きく分類されます。

 腐食
  アルカリ、フェノール、重クロム酸塩など
 脱水
  塩酸、硫酸など
 酸化
  次亜塩素酸ナトリウム、過酸化物、過マンガン酸カリウム、クロム酸など
 変性
  蟻酸、酢酸、タンニン酸、フッ化水素酸など
 発疱
  ガソリン、灯油、毒ガスなど

上記では書ききれないくらいの原因があり
一説には25000種類以上の生産物が
化学熱傷の原因となり得ると言われています。

代表的なものを挙げると、、、


 フッ化水素:多い、洗剤として使われている
 塩酸
 硫酸
 硝酸
 リン酸
アルカリ
 水酸化ナトリウム
 水酸化カリウム
 水酸化カルシウム
腐食性芳香族化合物
 フェノール
 フェニルヒドロキシルアミン
 ピクリン酸
 フェニルヒドラジン
 無水フタル酸
脂肪族化合物
 ホルムアルデヒド
 イソシアネート
 トリクロロ酢酸
 酸化エチレン
 エチレンイミン
 パラコート剤
金属及びその化合物
 金属ナトリウム
 酸化カルシウム
 四塩化チタン
 塩化亜鉛
 炭酸ナトリウム
 次亜塩素酸ナトリウム
 ベリリウム塩
 硝酸バリウム
 金属マグネシウム
 水銀
非金属及びその化合物
 リン化合物
 硫化水素
 硫化硫黄
 二酸化硫黄
 フッ素化合物
 過塩素酸
 四塩化炭素

です!

ということで化学熱傷を疑ったら
原因の特定のためには問診が非常に重要です。

治療、対応は大量の水での洗浄!が基本です。
中和剤は使いません。
中和剤自体にも皮膚損傷を起こすリスクがあるからです。

びらんや潰瘍になれば熱傷の治療に準じて
外用薬、手術などを検討します。

注意する点としては吸収された
化学物質による中毒があり得るということです。

例えばシュウ酸、フッ化水素酸、リン酸による
低カルシウム血症とか、
蟻酸、ピクリン酸、タンニン酸での肝障害、腎障害
といったものが有名かと思います。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
posted by いしたん at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月28日

癌治療関連心筋障害 診断

癌治療関連心筋障害(CTRCD)は
近年注目されるようになった病態です。

悪性腫瘍治療するときに
心臓のチェックをしようということですが、
がんサバイバーの死因として
心血管疾患が多いということもあり、
きちんと知っておきたい疾患です。

診断、定義としては以下が有名ですね。

「癌治療前よりLVEFが10%以上低下しLVEF53%より下回る」
Eur Heart J . 2016 Sep 21;37(36):2768-2801.

分類としては、、、

Type I
 持続的、蓄積的で非可逆的な心筋障害
 原因はアンスラサイクリン系薬剤が有名です

Type II
 可逆的な心筋機能障害による機能低下
 原因としてはトラスツズマブが有名です

言ってしまえば薬剤性心筋障害かと思います。
悪性腫瘍の時に心臓をお忘れなく。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
posted by いしたん at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 循環器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
SEO対策テンプレート
医師の気持ち