アルコール依存症の断酒のために
使用される薬剤です。
抗飲酒欲求薬には2種類あります。
アカンプロサート(アカンプロセイト)(レグテクト)と
ナルメフェン(セリンクロ)です。
アルコール依存症治療の第一選択薬である
アカンプロサートは飲酒欲求を抑制する効果がありますが、
JAMA . 2014 May 14;311(18):1889-900.
服用するだけで断酒できるものではありません。
つまり心理・社会的治療も必須だということは
とても重要な点です。
離脱症状がおさまっている時に処方します。
抗酒薬と併用可。
抗酒薬とは異なり飲酒後の不快反応はありません。
副作用としては不安,下痢,嘔吐が多いです。
自殺念慮、自殺企図既往者への投与は注意が必要です。
腎排泄性のため高度の腎機能障害へは禁忌です。
ナルメフェンはμオピオイド受容体には拮抗薬として
κオピオイド受容体には部分作動薬として作用します。
その結果、飲酒によるポジティブな感覚を低減し
非飲酒時の不快感を軽減する作用をもちます。
他の薬剤とは大きく異なりナルメフェンは
断酒ではなく飲酒量低減が治療目標となります。
Psychiatry Clin Neurosci . 2019 Nov;73(11):697-706.
飲酒1–2時間前に服用します。
副作用としては嘔気、めまい、嘔吐、
頭痛、不眠動悸、食欲低下などが高頻度でみられます。
実際には効果もありますが、
副作用による中断率も高いため、
効くか効かないかがはっきりした薬剤です。
実際上の問題としては厚労省告示のため
国立病院機構久里浜医療センターなどで
20時間のアルコール依存症臨床医等研修を受けた
医師のみが処方ができるという制度でしょうか。
参考になれば。
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