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2025年05月10日

抗HLA抗体

抗HLA抗体とは臓器移植において重要な検査です。

特にドナー由来のHLAに反応する
レシピエントの血液中に存在する抗HLA抗体のことを
ドナー特異的抗体(donor-specific antibodies、DSA)と言って、
抗体関連拒絶反応(antibody-mediated rejection、ABMR)を
惹起する可能性あるからです。

DSAではない抗HLA抗体を保有している場合は
抗体陰性の場合と生着達成率は変わらないとされています。

抗HLA抗体は輸血、妊娠、移植など
非自己の細胞が体内に入ること(暴露)が
原因で産生されます。
暴露が全くないのに抗HLA抗体が見られる場合は
自然抗体というウイルスや食物蛋白を免疫源として
HLA抗原とエピトープを共有する抗体との鑑別も重要です。

抗HLA抗体の検査は日本では
2018年4月1日から保険収載されました。
HLA分子をコーティングしたマイクロビーズを用いる検査です。
複数のHLA分子をコーティングした
マイクロビーズを使うスクリーニング検査では
抗HLA Class I抗体、抗HLA Class II抗体、陰性
という結果が出てきます。

一方、1つのHLA分子をコーティングした
マイクロビーズを使う抗体特異性同定検査があります。
DSAは抗体特異性同定検査で判断されます。

まずは抗HLA抗体の基本的なことを押さえてください。

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ラベル:抗HLA抗体 とは DSA
posted by いしたん at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 外科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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