ウイルス感染症が原因で起こる
急性弛緩性麻痺(acute flaccid paralysis、AFP)を
生じる疾患です。
特にピコルナウイルス科のウイルスが原因として多く、
時代とともに原因のウイルスは変遷しています。
1960年代まではポリオウイルスが多かったのですが、
1990〜2000年代はエンテロウイルスA71型が多くなり、
2020年代以降はエンテロウイルスD68型が主流です。
Lancet . 2015 Apr 25;385(9978):1662-71.
ということでAFMは狭義にはEV-D68による
AFPのことを指すこともあります。
症状としては、、、
発熱と上気道炎症状(喘鳴、咳嗽、鼻汁)
→
3–5日後に弛緩性麻痺が急性発症(急性弛緩性麻痺)
麻痺には左右差あり
上肢優位、近位優位であることが多い
患者により1–4肢に及ぶ
※頸、体幹、呼吸筋、球筋外眼筋の罹患もありうる
数時間〜数日で進行
という経過です。
小児、夏から秋にかけての発症が多いとされていますが、
星人にも見られることはあります。
検査としては以下のようなものを検討します。
身体所見
神経学的所見
MMT
感覚
脳MRI
造影脊髄MRI
T2強調画像
脊髄灰白質に縦に長大な病変(浮腫)あり(病初期から)
脊髄神経根(前根)に造影効果あり
脊髄検査
病原ウイルス同定
咽頭拭い液
血液
など
確立した治療はないと思いますが、
Clin Infect Dis . 2018 Feb 10;66(5):653-664.
はとても参考になります。
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