割戻(リベート)という仕組みが
重要な役割を果たしています。
割戻金とは製薬企業が薬を公定価格で販売した後に
売上高や販売量に応じてペイヤーや政府機関に
支払う金額のことです。
つまり実質的に価格を引き下げることになります。
では何故わざわざそういった面倒なことをやるのか?
目的は製薬企業が国際的な競争力を保つためです。
ある国でだけ非常に安い薬価がつくと
国際参照価格という仕組みで
他の国の薬価も大きく低下してしまうからです。
重要なのは製薬企業がペイヤーとの交渉を
非公開で行うということです。
つまり実際にどのくらいの割戻をやっているかは
第三者には分かりません。
このため公定価格が高いからといって
リベート支払い後の実際の収益が高いとは
必ずしも言えないということです。
投資家は注意したいところです。
この割戻の問題点としては
薬価が過剰に上昇することが挙げられます。
このため特にアメリカにおいて
無保険の患者に高額な自己負担を強いることになり、
他国の薬価も上昇するため
本来治療を必要とする患者に対して
医薬品へのアクセスを制限することになります。
かといって薬価が安すぎると
次のイノベーションを起こすことができなくなりますので、
なかなか難しい問題です。
よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村











