気道軟化症が起こることがあり、
気道狭窄がきつい場合には気道内ステント留置術が
適応となることがあります。
気道病変の最終形態というイメージでいいと思います。
内視鏡を用いた気管内ステント留置術です。
Respir Care . 2014 Feb;59(2):231-40.
Clin Exp Rheumatol . 2022 May;40 Suppl 134(5):81-85.
ステントの種類としては
シリコンステント
ステンレス製
ナイチノール製
Ultraflex™ Tracheobronchial Stent System
メタリックステント(金属ステント)
RPではサイズの関係で金属ステントが用いられることが多い
ハイブリッドステント
といったものがあります。
合併症としては、
ステントの移動・逸脱
ステントの破損
痰の貯留
肉芽形成
といったものが知られています。
このため再発性多発軟骨炎ではステントの中で
シリコンステントを優先して使用しますし、
ステントが必ずしも永久留置ではないことは
Respirol Case Rep . 2022 Oct 26;10(12):e01060.
患者さんが勘違いしがちなのできちんとお伝えする必要があります。
ただしこの治療法は必ずしも全ての施設で
施行可能な訳ではありません。
先日とある気道狭窄をしているRP患者さんが
気道ステント治療を必要としていたのですが、
通院している施設では施行不可能と言われてしまいました。
そこでRPに対する気道ステント治療が得意な施設を調べてみると、
北海道大学
KKR札幌医療センター
東北大学
自治大学
東京医科大学
日本医科大学
同愛記念病院
聖マリアンナ医科大学
神奈川循環器呼吸器病センター
聖隷三方原病院
名古屋医療センター
岐阜県立総合医療センター
富山県立中央病院
大阪市立総合医療センター
岡山医療センター
県立宮崎病院
ということでした。
日本全体で言えば偏りが半端ない。。。
参考になれば!
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