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2024年01月22日

肺嚢胞

肺嚢胞はCT検査などで偶発的に発見されることがある疾患です。

巨大な嚢胞は縦隔偏位を伴う緊急症になることもありますし、
多発する嚢胞は呼吸困難の原因となることもあります。
原因についてしっかりと鑑別できるようになりたいものです。

以下に先天性嚢胞性肺疾患のガイドラインをベースに
いしたんが経験したり、調べたりした肺空洞をきたす疾患を追加した一覧を記載します。
参考になれば!
間違いなどあればご指摘くだされば幸いです。

先天性病変
 気管支閉塞群(bronchial obstruction
  先天性気管支閉鎖症
  気管支狭窄症(bronchial stenosis)
  乳児肺葉性肺気腫(infantile lobar emphysema/congenital lobar emphysema)
 先天性肺気道奇形(congenital pulmonary airway malformation、CPAM)
  Type 0(acinar dysplasia or agenesis)
  Type 1(CCAM Type I)
  Type 2(CCAM Type II)
  Type 3(CCAM Type III)
  Type 4(Peripheral acinar cyst type)
 肺分画症群(bronchopulmonary sequestration、BPS)
  肺葉内肺分画症(intralobar pulmonary sequestration、IPS)
  肺葉外肺分画症(extralobar pulmonary sequestration、EPS)
  気管支肺前腸奇形(bronchopulmonary foregut malformation、BPFM)
 前腸重複嚢胞群(foregut duplication cysts)
  気管支原性嚢腫(bronchogenic cysts)
  腸管重複嚢腫(enteric duplication cysts)
  前腸由来嚢腫(foregut cysts)
 気管支肺前腸奇形(BPFM)
 その他
  先天性肺リンパ管拡張症(congenital pulmonary lymphangiectasis、CPL)/リンパ管奇形(lymphatic malformation、LM)
 分類不能の先天性嚢胞性肺疾患(congenital cystic lung lesion, unclassified)
 バート・ホッグ・デュベ症候群
 リンパ脈管筋腫症

後天性病変
 肺気腫
 膠原病肺
  SLE
  シェーグレン症候群
   リンパ球性間質性肺炎(LIP)
   肺アミロイドーシス
   悪性リンパ腫
 外傷
 陽圧換気
 感染症
  アクチノミセス
  クレブシエラ?
  肺クリプトコッカス症
 気管支閉鎖・狭窄
  異物
  肉芽
 気管支拡張症
 肺炎後肺嚢胞(pneumotocele)
 間質性肺気腫(interstitial pulmonary emphysema、IPE)
  早産児などの人工呼吸管理中によく発生する
 気腫性嚢胞(bulla)、胸膜下嚢胞(bleb)、肺胞性嚢胞(peripheral cysts of the lung)
 分類不能の嚢胞性肺疾患(cystic lung lesion, unclassified)

腫瘍性病変
 胸膜肺芽腫(pleuropulmonary blastoma、PPB)
 細気管支肺胞上皮癌(bronchioloalveolar carcinoma、BAC)
 その他
  fetal lung interstinal tumor
  奇形腫
  多中心性キャッスルマン病
  肺ランゲルハンス細胞組織球症

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ラベル:肺嚢胞 鑑別 原因
posted by いしたん at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月16日

気管支喘息 鑑別

気管支喘息の診断には
他疾患の除外という項目が
非常に重要だとされています。

ですから喘息を疑ったときは
「この検査結果からこの疾患は鑑別しました!」と
胸を張れるようにするのは最低限必要です。

気管支喘息の鑑別疾患としては、、、

上気道疾患
 喉頭炎
 喉頭蓋炎
 声帯機能不全

中枢気道疾患
 気管内腫瘍
 気道異物
 気管軟化症
 気管支結核
 サルコイドーシス
 再発性多発軟骨炎
 気管支拡張症

気管支〜肺胞領域の疾患
 COPD
 びまん性汎細気管支炎
 RSウィルスの細気管支炎


 過敏性肺炎
 好酸球性肺炎
 好酸球性細気管支炎
 肺線維症

循環器疾患
 うっ血性心不全→心原性肺水腫・心臓喘息
 肺血栓塞栓症
 肺高血圧症

薬剤
 アンギオテンシン変換酵素阻害薬などによる咳

その他
 自然気胸
 過換気症候群
 心因性咳嗽
 迷走神経刺激

などでしょうか。
どこまで除外できていて
どこまでが否定できないのか
特に経過が思わしくない患者さんの場合に
きちんと意識しておきましょう。

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posted by いしたん at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月10日

気管支喘息 診断

気管支喘息の診断については
診断基準というものはなく、
診断の目安しかないということは
知っておく必要がある知識です。

明確な診断基準は存在しない理由は
喘息は症状が多様などかなりヘテロな集団で
気道過敏性などの指標を加えても
感度・特異度のどちらも満足するものが
出来ていないということだそうです。

気管支喘息 ガイドラインのJGL2015では、、、

・発作性の呼吸困難、喘鳴、胸苦しさ、咳(夜間〜早朝に出現しやすい)の反復
・可逆性の気流制限
 SABA(short acting β stimulant)吸入後15-30分でFEV1が12%以上かつ絶対量で200 mL以上増加する
  ※COPDでも有意な変化を示す場合がある
  ※喘息寛解期は可逆性が認められないこともある
 PEF値の20%以上の変動(自然経過 or 治療)
・気道過敏性の亢進
 気道過敏性とは気道刺激で短時間に気管支攣縮を生じやすい性質のこと
 直接法
  アセチルコリンやメサコリンの吸入
 間接法
  運動による過換気(気道粘膜の高浸透圧や冷却が起こる)
   →マスト細胞刺激によるメディエーターの放出や知覚神経からのアセチルコリンの放出
・アトピー性素因の存在
 環境アレルゲンに対する即時型皮膚反応
 特異的IgE抗体
 吸入誘発試験
・気道炎症の存在(好酸球性)
 喀痰中の好酸球増加
 呼気一酸化窒素濃度上昇
・他疾患の除外

以降のガイドラインでもこの目安は変わっていません。
参考になれば!

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posted by いしたん at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 呼吸器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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