化学療法など様々な原因によって
腫瘍細胞の急速で大量の細胞死が起こり、
細胞内成分とその代謝産物が
腎の生理的排泄能力を越えて体内に蓄積することで生じる疾患です。
オンコロジックエマージェンシーの一つに数えられます。
診断基準としてはHoward SCらの基準が
使われることが多いと思います。
N Engl J Med 2011;364(19):1844–54.
Laboratory TLS(LTLS)
尿酸値>8 mg/dL(成人)、尿酸値>基準値上限(小児)
リン>4.5 mg/dL(成人)、リン>6.5 mg/dL(小児)
カリウム>6.0 mEq/L
カルシウム<7.0 mg/d、イオン化カルシウム<1.12 mg/dL
→2つ以上の異常が化学療法開始3日前から開始後7日以内に同時に(24時間以内)認められる
Clinical TLS(CTLS)
高カリウム血症による不整脈、突然死
低カルシウム血症による痙攣、テタニー等の神経筋症状、低血圧、心不全
血清クレアチニン値がベースラインから0.3 mg/dLの上昇(ベースライン不明の場合は基準上限の1.5倍を超える)、尿量減少(6時間尿<0.5 mL/kg/時)
→LTLSを満たし、1つ以上の異常を伴うもの
特に腫瘍量が多い癌患者さんを診るときや
強力な治療を実施する際は
特にTLSを警戒して診療にあたってください。
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