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2025年12月30日

感染性筋炎

感染性筋炎の原因についてまとめてくれている
論文を見つけました!
Infect Dis Rep . 2014 Feb 14;6(1):5145.

いしたんがこれまで勉強・経験した
感染による筋炎のまとめです。

 ウイルス性筋炎
  コクサッキーウイルスB群
  HIV-1
  インフルエンザウイルス
  SARS-CoV-2
 細菌
  大腸菌
  肺炎桿菌
  緑膿菌
  黄色ブドウ球菌:最多
   蜂窩織炎・骨髄炎などからの波及
  緑色連鎖球菌
  化膿性連鎖球菌
   蜂窩織炎・骨髄炎などからの波及
  肺炎球菌
  抗酸菌
   MAC
 スピロヘータ
  ボレリアブルグドルフェリ
 寄生虫
  エキノコッカス・グラニュロサス
  有鉤条虫
  トキソプラズマゴンディ
  旋毛虫
 真菌
  アスペルギルス属
  カンジダ属
  コクシジオイデス属
  クリプトコッカスネオフォルマンズ
  ヒストプラズマカプスラツム

筋炎といえば特発性炎症性筋疾患と考える
若手スタッフが最近多い気がしますが
感染症はいつも鑑別するように心がけましょう。

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2025年11月30日

ワクチン 安全性

ワクチンは健常人に接種するため
安全性についての評価は非常に重要です。

言い換えると患者さんの場合は
疾患の自然経過によって悪い未来が予測され、
その予測よりも"マシ"な有害事象は許容されますが、
ワクチンではそういった事はありません。

という事で頻度の高い副作用への納得と、
重篤な有害事象の懸念の払拭が非常に重要です。

一方でワクチン開発の上でこれが非常に難しいことがわかっています。

例えば第I相試験の被験者は20–100人程度です。
頻度の高い有害事象を検出できますが、
少し頻度が低くなると途端にわかりません。

例えば第II相試験の被験者は数百人なので、
1/30程度の出現頻度の有害事象を検出できると言われています。

第III相試験の被験者は300–3000人で、
1/100〜1/1000程度の出現頻度の有害事象を検出できます。

つまり承認前に評価可能なデータには限界があるということです。
という訳で製造販売後の副作用報告、
製造販売後調査・臨床試験がとても重要だと言われています。

言い換えると実際に使うドクターが
ワクチンについての制度を
きちんと知っておく必要があるということです。

それを前提としてそれでも開発段階に応じて
安全性についての評価を行なっていきます。

第I相試験、第II相試験、第III相試験では
Solicitated Adverse Event(SAE)を評価します。
※重篤な有害事象のSAEではないのでご注意を。笑

接種後に見られる典型的な免疫反応
つまりReactogenicity(FDAの造語らしいです)を見ていきます。

具体的には質問紙票(患者日誌)による
定型化された有害事象収集が行われます。

並行してUnsoliciated Adverse Eventも評価します。
構造化されていない質問等で収集する有害事象のことです。

そして最も重要となる第III相試験以降(承認後まで含む)では、
Medically Attended Adverse Event (MAAE)、
Newly Diagnosed Chronic Medical Conditions (NDCMCs)、
Adverse Event of Special Interest (AESI)を年単位で収集していきます。

予防接種プログラムに採用後は
公衆衛生当局等が調査します。
日本では予防接種副作用疑い報告(予防接種法)- 「報告すべき症状」、
医薬品副作用報告(薬機法)などが整備されています。

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2025年11月12日

壊死性筋膜炎

壊死性筋膜炎とは皮下組織、浅在性筋膜、
つまり深在性筋膜直上の粗な結合組織が
主に侵される疾患です。

症状としては皮膚症状に比較して激烈な疼痛と
バイタルサインの異常で診断まで辿り着きたいです。

進行すると知覚麻痺、無痛になり、
皮膚もびまん性潮紅、腫脹、浮腫、
その後急速に水疱、血疱、表皮剥離、
紫斑、点状出血、広範囲の壊死、潰瘍と進行します。
そこまで進行するとかなり予後が悪くなります。

診断に重要な検査としては試験切開が重要です。
典型的には切開時に出血、疼痛はなく、
dish water様の滲出液が確認されます。
また、フィンガーテスト陽性です。
つまり深部筋膜上の層を抵抗なく指が入っていく
またはゾンデが容易に移動できることを確認します。

非常に予後が悪いので壊死性筋膜炎を疑ったら
試験切開を躊躇わずに行いましょう。

血液検査では発症後の時期によりますが、
汎血球減少やDICを示唆する凝固異常、
肝障害、腎障害、CPK異常高値、低Ca血症などが見られます。

上記を前提として成人の皮膚軟部組織感染症患者を対象とした
血液検査を用いた壊死性筋膜炎のリスク評価として
Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis score
略してLRINECスコアが知られています。
(Crit Care Med . 2004 Jul;32(7):1535-41.)
 
 CRP(mg/dL):<15(0)、≧15(4)
 WBC(/μL):<15000(0)、15000–25000(1)、>25000(2)
 Hb(g/dL):>13.5(0)、11.0–13.5(1)、<11.0(2)
 Glu(mg/dL):≦180(0)、>180(1)
 Cre(mg/dL):≦1.59(0)、>1.59(2)
 Na(mEq/L):≧135(0)、<135(2)
 >>>
 合計0〜13点
 6点以上は壊死性筋膜炎疑いとなります。

壊死性筋膜炎は幸いなかなかお目にかからない病気ですが、
見逃すと大変な疾患なので疑えるようになりたいものです。

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posted by いしたん at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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