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2025年02月21日

OpenWHO.org

OpenWHO.orgとは世界保健機関が提供する
高品質で使いやすくオープンアクセスの
学習プラットフォームです。

日本ではなかなか学習する機会すらない
コレラ、エボラ出血熱、エムポックスなどの感染症や
例えばReady4Responseなど緊急時対応に関する
色々な学習資材が無料で閲覧できます。

例えばウクライナにおける公衆衛生従事者に対する
性的搾取、虐待、嫌がらせに対する対応についての動画とか、
食糧不安、飢餓についての動画など、
戦争の中での医療者の現実を知ることができます。

国際感覚をきちんと持ちたいという医学生くんに
OpenWHO.orgをお勧めしておきました。

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posted by いしたん at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月15日

RSウイルス ワクチン

RSウイルスはワクチンが開発されて
注目が集まっている病原体かと思います。

RSウイルスといえば小児科の感染源!
というのは古い知識のようで
成人、大人のRSウイルス感染症も
しっかりと対応すべき疾患になった印象です。

未だRSウイルス感染症に対する根治治療はないので、
ワクチンについて積極的に検討する必要があります。

RSウイルス感染症に対する予防接種の意義としては
例えば肺炎の9%でRSVが検出されるなど、
J Infect Chemother . 2018 Sep;24(9):734-738.
以前思っていたよりも多いのではないかと
言われるようになりました。
最近の推定では60歳以上で発生件数69万7535件、
入院62627件、死亡4467件ではないかと報告されています。
Influenza Other Respir Viruses . 2023 Jan;17(1):e13031.

問題は一過性の感染だけではなく
気管支喘息、COPD、心疾患といった
基礎疾患の増悪が知られていて、
J Am Coll Cardiol . 2018 Apr 10;71(14):1574-1583.
結果的には入院期間も長い傾向があるようで、
かつ予後も悪いという報告もあります。
Clin Infect Dis . 2013 Oct;57(8):1069-77.

というわけで60歳以上になったら
検討してみることを忘れないようにしたいです。

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posted by いしたん at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月18日

AmpC

AmpCはβ-ラクタマーゼの一つでAmbler分類ではClass Cに属します。

AmpC遺伝子は本来は染色体性なので、AmpCは菌種に特異的に産生されます。

 エンテロバクター
  Enterobacter cloacae
 クレブシエラ
  Klebsiella aerogenes
 シトロバクター
  Citrobacter freundii
 セラチア
  Serratia marcescens
 モルガネラ
  Morganella morganii
 Providencia rettgeri
 Hafnia alvei
 緑膿菌
 など

しかし、プラスミド性にAmpCを獲得して耐性菌となる細菌もいます。

 Klebsiella pneumoniae
 Klebsiella oxytoca
 Proteus mirabilis
 大腸菌(染色体にコードされているがそれは臨床的に問題にならない)

こういった細菌ではESBLとの鑑別が重要になります。

AmpC産生菌の治療上の注意点は
第3世代セフェム系抗菌薬は感受性試験でsensitiveであっても
治療中にAmpCが誘導される or AmpC高度産生株が選択されるため
治療中耐性化が最大20%も起こるため使用を控えるということです。

治療失敗はしたくないので、上記注意点にご留意ください。
治療としては、、、

第4世代セフェム系
 セフェピム
カルバペネム系
 メロペネム
ニューキノロン系
 LVFX
ST合剤
アミノグリコシド系
 アミカシン

といった抗菌薬を使うようにしましょう。
参考になれば幸いです。

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posted by いしたん at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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