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2025年09月11日

熱中症 重症度

熱中症が最近めちゃめちゃ多いっす。
万博とか大阪観光に行くならちゃんと対策して〜!!

救急医のレジデントくんがぼやいていました。

温暖化、異常気象は半端じゃないですよね。
真夏日とか体温より暑いという日が
稀ではなくなりました。。。
本当に困ったことです。

という事で救急で熱中症のマネジメントは
どのドクターにとっても必須だと思います。

熱中症は暑熱による諸症状を呈し、
他の原因疾患を除外されれば診断です。

重症度評価は熱中症診療ガイドライン(日本救急医学会)が
2024年に改訂された時に一新されました。

 qIV度
  表面体温40度以上 or 皮膚に明らかな熱感あり
  GCS≦8 or JCS≧100
  ※深部体温測定不要
 >>>
 qIV度である
  深部体温40度以上ならIV度
  深部体温39.9度以下ならIII度
 qIV度ではないなら症状を確認
  I度
   めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発熱、筋肉痛、筋肉の硬直(腓返り)、意識障害なし
  II度
   頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下(JCS≦1)
  III度
   下記3つのうちいずれかを含む
   中枢神経症状
    意識障害(JCS≧2)
    小脳症状
    痙攣発作
   肝・腎機能障害
   血液凝固異常(DIC)

救急医学: 熱中症診療 Update & Upgrade (06号)は非常に勉強になりました。

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posted by いしたん at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月03日

血栓性血小板減少性紫斑病

血栓性血小板減少性紫斑病(Thrombotic thrombocytopenic purpura、TPP)とは
ADAMTS13の活性異常・低下によって生じる救急疾患です。

ADAMTS13の機能異常により以下のような病態が生じます。

von Willebrand因子が重合体のまま切断できない
→血管内皮上に血小板凝集が生じる
→PLT・RBCの破壊、血栓症

具体的な症状としては、、、

発熱
微小血管性溶血性貧血(急激な発症)
 貧血
 黄疸
血小板減少
 紫斑
腎障害
 蛋白尿
 血尿
動揺性精神障害
 頭痛
 意識障害
 抑うつ気分
 興奮状態
 運動麻痺
 痙攣

といったことが知られていて、
PLT低下や腎機能障害なども見られます。

TTPの原因として色々な疾患が知られています。

特発性
 von Willebrand因子(vWF)切断酵素(ADAMTS13)の活性低下
  ADAMTS13遺伝子変異
   Upshaw-Schulman synd
   日本にはP475Sが多い

続発性:ADAMTS13自己抗体陽性が多い
 妊娠
 感染症
  E.coli O157;H7
  HIV
 薬物
  チクロピジン
  クロピドグレル
  キニン
  シクロスポリンA、タクロリムス
  ミトマイシンA
  シスプラチン
 補体活性異常
 ADAMTS13活性低下
 悪性腫瘍
  扁平上皮癌の遠隔転移
 抗癌剤
 臓器移植
  骨髄移植
 自己免疫疾患
  強皮症
  RA
  結節性多発動脈炎
  シェーグレン症候群
  SLE

 後天性TTP
  Nat Rev Dis Primers . 2017 Apr 6;3:17020.

血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド2023では、

  溶血性貧血と血小板減少
   ADAMTS13活性<10%
    インヒビター陰性
     先天性TTP
      FFP輸注
    インヒビター陽性
     後天性TTP
      血漿交換、ステロイド、カプラシズマブ
      リツキシマブ
   ADAMTS13活性≧10%
    補体因子異常
     aHUS
      血漿交換
      抗補体C5阻害薬
    基礎疾患あり、古典的TTP5徴候、その他
     二次性TMA、その他のTMA
      病因に応じた治療(血漿交換を含む)
   志賀毒素産生大腸菌陽性
    STEC-HUS
     支持療法

といったフローチャートが示されており、
層別化と治療法がわかりやすいガイドラインになっています。

見逃すと大変な疾患の一つですから
よく勉強しておきましょう。

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posted by いしたん at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月18日

患者家族

患者家族は患者さんと一緒に
病気によって色々な影響を受けます。

例えば退院後の患者さんの生活において
ご家族は介護の担い手になるなど
医療上の非常に重要なパートナーとなります。

時に暴言を吐くようなモンスターな方もおられますが、
病気を見るときに患者家族への配慮も
忘れないようにしたいものです。

特に重症疾患を発症してICUに入室した場合の
患者家族への影響はPICS-Fとして注目されています。

患者さんのICU入室による家族の精神的負担が引き金になるのですが、
度重なる病状説明のための来院による疲労や
入院費用の工面や介護のための休職による収入の低下といった
増悪因子によって様々な精神機能障害をきたします。
Acute Med Surg . 2024 Mar 11;11(1):e939.

具体的には不安、急性ストレス障害、
PTSD、うつ、複雑性悲嘆といった症状が見られます。
Crit Care Med . 2012 Feb;40(2):618-24.

重要なのは患者がICUを退室した後も
数年に渡って持続するということです。
Crit Care Med . 2011 Feb;39(2):371-9.
N Engl J Med . 2016 May 12;374(19):1831-41.

患者家族とは良いコミュニケーションを
とっていくことが重要です。

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ラベル:患者家族 PICS-F ICU
posted by いしたん at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 救急 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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