喘息コントロールテスト

喘息コントロールテスト（Asthma Control Test、ACT）は
気管支喘息の管理のために使われる質問票の一つです。

質問1
この4週間に、喘息のせいで職場や家庭で思うように
仕事がはかどらなかったことは
時間的にどの程度ありましたか？

いつも（1）
かなり（2）
いくぶん（3）
少し（4）
全くない（5）

質問2
この4週間に、どのくらい息切れがしましたか？

1日に2回以上（1）
1日に1回（2）
1週間に3〜6回（3）
1週間に1、2回（4）
全くない（5）

質問3
この4週間に、喘息の症状（ゼイゼイする、せき、息切れ、胸が苦しい・痛い）のせいで
夜中に目が覚めたり、いつもより朝早く目が覚めてしまうことが
どのくらいありましたか？

1週間に4回以上（1）
1週間に2、3回（2）
1週間に1回（3）
1、2回（4）
全くない（5）

質問4
この4週間に、発作止めの吸入薬（サルブタモールなど）を
どのくらい使いましたか？

1日に3回以上（1）
1日に1、2回（2）
1週間に数回（3）
1週間に1回以下（4）
全くない（5）

質問5
この4週間に、自分自身の喘息を
どの程度コントロールできたと思いますか？

全くできなかった（1）
あまりできなかった（2）
まあまあできた（3）
十分できた（4）
完全にできた（5）

合計して、、、

　25点
　　十分なコントロール
　20–24点
　　コントロール良好
　–19点
　　コントロール不良

と評価されます。
ACTを使って客観的に気管支喘息の
評価をしていきましょう。

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食物アレルギー 料理

食物アレルギーの診療をしていると
当然ではありますが食品とその料理を
かなり整理整頓して覚えることになります。

例えば、、、

大豆を含んだ or 大豆を使った料理、食材って、、、

おから
きな粉
醤油
大豆ミート
豆乳
豆腐
納豆
味噌

湯葉
葛切り
シチュー

などなどです。

さらに別の例を挙げるとすれば、、、

ナッツとは狭義には堅果種子類という木の実の種の一部で、

　アーモンド
　カシューナッツ
　胡桃
　ココナッツ
　ピーカンナッツ（ペカンナッツ）
　ピスタチオ
　ブラジルナッツ
　ヘーゼルナッツ
　マカダミアナッツ

などが含まれます。
しかし実際には広義には草の種や
一部の豆を含みます。

例えばピーナッツなどです。

とか。笑

美味しいもの、まだ見ぬ料理を知る＆楽しむことは
アレルギー専門医の仕事の一部です！嘘
さ、COVID-19も明けたことですし、
美味しいお店に行きましょう！笑

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経口負荷試験

経口負荷試験は食物アレルギーの確定診断や
制限解除の指標などに使われる重要な検査です。

ただし死亡、ショックなど
重大な病状のリスクがあるので
試験前のリスク評価が必要です。

誘発症状の重症度を予測する因子としては、、、

　食物摂取に関連した病歴
　　アナフィラキシー、アナフィラキシーショック、呼吸器症状など重篤な症状の既往
　　重篤な誘発症状の既往を経験してから期間が短い
　　微量での誘発症状の既往
　食物の種類
　　牛乳
　　小麦
　　ピーナッツ
　　胡桃
　　カシューナッツ
　　蕎麦
　免疫学的検査
　　特異的IgE抗体高値
　　皮膚プリック試験陽性
　基礎疾患、合併症
　　気管支喘息
　　気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の増悪時
　　心疾患、呼吸器疾患、精神疾患などの基礎疾患

といったことが知られています。
きちんとリスク評価を行うことを忘れずに！

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