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2025年12月25日

irAE 肝障害 ガイドライン

irAEによる肝障害に対するガイドラインが
日本肝臓学会から発表されました。

免疫チェックポイント阻害薬による肝障害の診断・治療指針2025です。
ウルソデオキシコール酸が入ってきたのが
これまでのirAE 肝障害 治療とは大きく違います。

 CTCAE Grade 1
  肝機能のモニタリング(1–2週毎)しながらICI継続
  →悪化の際は以下に準じる

 CTCAE Grade 2
  ICI休止
  肝機能のモニタリング(3–7日毎)
   胆道系酵素上昇があればUDCA 600–900 mg/日を検討
   →
   Grade 2が持続したらPSL 0.5–1 mg/kg/日開始
    Grade 1以下に改善したら4週間以上かけてステロイドを漸減・中止
     PSL≦ 10 mg/dayでICI再開検討
    Grade 3以上悪化したらPSL 0.8–1 mg/kg/日開始
     Grade 2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止
      ICIは再開しない
     3–5日を超えて改善しない or 悪化したらMMF 2 g分2
      改善が認められなければ他の免疫抑制薬(AZA、Tacなど)を考慮
       Grade2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止、4週間以上かけて免疫抑制薬を漸減・中止
        ICIは再開しない

 CTCAE Grade 3
  ICI中止
  肝生検を検討
  PSL 0.8–1 mg/kg/日開始
  肝機能を1–5日毎にモニタリング
  胆道系酵素上昇があればUDCA 600–900 mg/日を検討
  Grade 2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止
   ICIは再開しない
  3–5日を超えて改善しない or 悪化したらMMF 2 g分2
   改善が認められなければ他の免疫抑制薬(AZA、Tacなど)を考慮
    Grade2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止、4週間以上かけて免疫抑制薬を漸減・中止
     ICIは再開しない

 CTCAE Grade 4
  ICI中止
  肝生検を検討
  PSL 1–2 mg/kg/日開始
  肝機能を1–3日毎にモニタリング
  胆道系酵素上昇があればUDCA 600–900 mg/日を検討
  Grade 2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止
   ICIは再開しない
  3–5日を超えて改善しない or 悪化したらMMF 2 g分2
   改善が認められなければ他の免疫抑制薬(AZA、Tacなど)を考慮
    Grade2以下に改善したら4–6週間以上かけてステロイドを漸減・中止、4週間以上かけて免疫抑制薬を漸減・中止
     ICIは再開しない

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posted by いしたん at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月23日

腸閉塞

腸閉塞(イレウス)は腸管の内容物が
進まなくなる状態です。

イレウスの原因は多岐にわたります。
しっかりと鑑別を行いましょう。

機械的イレウス(器質障害)
 単純性(閉塞性)
  癒着性イレウス
  腫瘍
   癌性腹膜炎を含む
  炎症性
   憩室炎
   クローン病
   結核
  胆石性イレウス
  食餌性イレウス
  糞便性イレウス
   宿便
  盲腸捻転
  先天性腸閉鎖症
  胎便栓症候群
 複雑性(絞扼性)
  術後の癒着
  圧迫
   輪状膵
   播種性
   上腸間膜動脈症候群
  ヘルニア嵌頓
   鼡径ヘルニア
   臍ヘルニア
   閉鎖孔ヘルニア
   大腿ヘルニア
   腹壁瘢痕ヘルニア
  腸重責
  絞扼
  S状結腸捻転
  腸管膜血栓症

機能的イレウス(偽性腸閉塞)
 麻痺性イレウス

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posted by いしたん at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月09日

irAE 肝障害

免疫関連有害事象(irAE)の中で肝炎、肝障害は少なくありません。

irAE肝障害はCTCAE Gradeを用いて重症度評価をします。

Grade 1
 AST or ALT正常上限〜3倍以下
 T-Bil正常上限〜1.5倍以下
Grade 2
 AST or ALT3倍〜5倍以下
 T-Bil1.5倍〜3倍以下
Grade 3
 AST or ALT5倍〜20倍以下
 T-Bil3倍〜10倍以下
Grade 4
 AST or ALT20倍以上
 T-Bil10倍以上

がん免疫療法ガイドライン第3版(2023)では
その後の対応が以下のように提案されています。

 CTCAE Grade 1
  ICI継続
  肝機能のモニタリング→悪化の際は以下に準じる
 CTCAE Grade 2
  ICI休止
  肝機能のモニタリング
   改善したらモニタリングを慎重に行いながらICIを再開
   症状が5日以上持続 or 悪化
    PSL 0.5–1 mg/kg開始
    Grade 1以下に改善したら4週間以上かけてステロイドを漸減
    mPSL≦ 10 mg/dayでICI再開検討
 CTCAE Grade 3、4
  ICI中止
  静注mPSL 1–2 mg/kg/day
   Grade 2に改善したら4週間以上かけてステロイドを漸減
   症状が3日以上改善しない or 悪化ならMMF 2 g分2
    症状が3日以上改善しない or 悪化なら他の免疫抑制薬を考慮

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ラベル:IRAE 肝炎 肝障害
posted by いしたん at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 消化器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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