行った症例の1%前後でみられる
コモンな疾患です。
どの診療科に進むにしても対処できるように
なっておきたい病気ということです。
症状としては無症状のこともありますし、
咽頭違和感
胸部違和感
嚥下困難
嚥下時痛
心窩部痛
嘔気
嘔吐
といった訴えがあることもあります。
リスクとしては、、、
細胞性免疫不全
HIV
担癌患者
糖尿病
薬剤
ステロイド
抗菌薬
H2-ブロッカー
プロトンポンプ阻害薬
など
といったものが知られています。
診断は、、、
内視鏡で食道粘膜の白苔の確認
+
白苔培養でカンジダの証明
が基本だと思いますが培養まで行わないことも。
重症度としてはKodsi分類が使われます。
(Gastroenterology . 1976 Nov;71(5):715-9.)
Grade I
2 mm以下の白色栓が少数散在
粘膜充血を伴うが、浮腫や潰瘍なし
Grade II
2 mm以上の白色栓が多発散在
粘膜充血、浮腫を伴うが、潰瘍なし
Grade III
直線上に癒合し、塊化した白苔
粘膜充血や著明な潰瘍を伴う
Grade IV
Grade IIIの特徴+粘膜の脆弱化 or 内腔の狭窄
治療についてはフルコナゾールの経口投与が
最も望ましいと言われています。
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