免疫学的機序によって障害された病態のことです。
原因としては免疫複合体が関与する
以下のような疾患が知られています。
in situでの免疫複合体の形成によるもの
糸球体に対する自己抗体によるII型アレルギー
抗GBM病
→糸球体基底膜の断裂を伴う糸球体壊死性病変
特発性膜性腎症
抗PLA2R抗体
抗TSHD7A抗体
→スパイク形成を伴う糸球体基底膜の肥厚
糸球体に持ち込まれた抗原による
溶連菌感染後糸球体腎炎
溶連菌のSPEBが沈着することが原因
足細胞下の巨大な免疫複合体が特徴
ループス腎炎の膜型
ヒストンやDNAなどが沈着することが原因
血中の免疫複合体の沈着によるもの(III型アレルギー)
ループス腎炎(膜型以外)
主に糸球体内皮下やメサンギウムに沈着
内皮下の沈着は疾患活動性の指標で、ワイヤーループ病変と言われる
HCV関連腎炎
抗HCV-IgG抗体を抗原としたIgMが産生
ANCA関連血管炎
ウイルス、細菌や寄生虫の感染因子抗原の免疫複合体など
抗リウマチ薬→小さな免疫複合体の形成
D-ペニシラミン
ブシラミン
よろしければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村