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2024年02月10日

シベプレンリマブ

シベプレンリマブ(Sibeprenlimab)はAPRILのmAbです。
NEJMにシドニー大学などのグループから
IgA腎症に対する治験Phase 2の結果が発表されました。
N Engl J Med . 2024 Jan 4;390(1):20-31.

P
 標準治療でも病勢進行リスクが高いIgA腎症(生検で診断)成人患者155人
I
 シベプレンリマブ2、4、8 mg/kg毎月静脈内投与
C
 プラセボ
O
 主要評価項目
  尿蛋白/クレアチニン比(uPCR)のベースラインから12ヵ月時点の変化
 副次評価項目
  安全性
  腎機能の指標である推定糸球体濾過量(eGFR)の変化

結果です。
シベプレンリマブ群は、プラセボ群と比較してuPCRが有意に減少しました。
主要評価項目はシベプレンリマブ2 mg/kg群で47.2%、
4 mg/kg群で58.8%、8 mg/kg群で62.0%、プラセボ群で20.0%だった。

年間のeGFRの変化は、シベプレンリマブ2 mg/kg群で-2.7、
4 mg/kg群で+0.2、8 mg/kg群で-1.5、プラセボ群で-7.4 ml/1.73m2だった。

有害事象には特に差はなかった。これはAPRILの阻害と、ステロイド使用のバランスのためかと思われました。
治療が難しかった疾病が良くできるようになるのは非常に感慨深いですね。

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posted by いしたん at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎臓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月26日

低尿酸血症

低尿酸血症(尿酸低値)は腎性低尿酸血症が有名になって
一気に注目されるようになった検査異常ですね。
低ホスファターゼ症とALPの関係に似てますね。笑

明確な診断基準は特にないのですが、
血清UA≦ 2 mg/dLとする報告が多いです。

低尿酸血症の原因としては以下のような疾患が知られています。

尿酸排泄亢進型
 腎性低尿酸血症(cf)
 ファンコーニ症候群
 ウィルソン病
 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
 悪性腫瘍
 糖尿病
 薬物
  ベンズブロマロン
  プロベネシド
  など
 妊娠
 難治性下痢

尿酸酸性低下型
 キサンチン尿症(タイプI、II)
 モリブデンコファクター欠損症
 PNP欠損症
 PRPP合成酵素活性抵下症
 特発性尿酸産生低下型低尿酸血症
 重症肝障害
 薬物
  アロプリノールなど
 るいそう(低栄養状態)

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posted by いしたん at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎臓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月01日

中枢性塩類喪失症候群

中枢性塩類喪失症候群(CSWS)は
低ナトリウム血症の重要な鑑別の一つです。
これを機にしっかりと理解しておきましょう!

CSWSとは中枢神経病変により尿中Na排泄が増加し
低Na血症、有効循環血漿量減少を伴う疾患です。
※SIADHではむしろ血漿量は増えるので真逆ですね。

病態としては自律神経系と液性因子の関与が推定されています。

自律神経系の関与としては、、、

 交感神経刺激は近位尿細管でのNa、UA、水の再吸収とレニン分泌を促進
 脳障害は交感神経系の制御異常となり最終的に抑制される
 NaとUAの再吸収が減少、レニン‒アルドステロン系が抑制

 ※体液量減少でもアルドステロンが上昇されず、
  遠位尿細管のNaが多いにも関わらずK排泄が亢進しないため低K血症が起こらない

といったことが推定されています。

液性因子の関与としては、、、

 BNP
  中枢神経疾患患者でBNPが上昇する

 その他の因子
  ADH
   塩類喪失による有効循環血漿量減少
   →ADH分泌が促進
   →尿の希釈能が低下

といった機序が想定されています。

原因としては、、、

脳外科術後
くも膜下出血
脳炎
脳出血
頭蓋外傷
髄膜炎

といった疾患が知られています。
低ナトの鑑別の中で中枢性塩類喪失症候群を
しっかりと精査できるようになりたいものです。

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posted by いしたん at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎臓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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