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2023年07月20日

CAR-T細胞 膠原病

CAR-T細胞(キメラ抗原受容体導入T細胞)は
血液疾患の治療薬として承認されています。
めっちゃ高額ということと
体の中で増える医薬品ということで
非常に注目されている治療法です。

最近は膠原病界隈にも使われていい成績が報告されています。

   SLE
    症例報告
     N Engl J Med . 2021 Aug 5;385(6):567-569.
    抗CD19 CAR T療法の5人のケースシリーズ
     Nat Med . 2022 Oct;28(10):2124-2132.
     フルダラビンとシクロホスファミドで前処置
     その後1×10^6/kgのCAR T細胞を投与

   ARS抗体症候群
    一例報告(JAMA . 2023 Jun 27;329(24):2154-2162.)
     RTX、AZAを含む既存の治療法に無効な症例
     CAR T前にフルダラビンを治療開始の5日前から3日前までとCY(投与量1000 mg/m2を治療開始の3日前)による前処置療法
     MMF併用(CD8+ T細胞を標的とするため) 2 g/日をCAR T細胞投与後35日目から
    Lancet . 2023 Mar 11;401(10379):815-818.
     JAMAほど前治療強くない+MMF併用なし

値段さえ問題なければ日本でも
やっていければいいなーと思う治療です。


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posted by いしたん at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月17日

抗核抗体 陽性 頻度

抗核抗体が陽性になる頻度とか割合って
どのくらいなんですか?
研修医くんからの素朴な疑問でした。

そんな疑問に答えつつ、
プラスαで衝撃的な研究が報告されています。
Arthritis Rheumatol. 2022 Dec;74(12):2032-2041.

この研究では自己免疫の最も一般的な
バイオマーカーである抗核抗体(ANA)の有病率を
米国において調べています。
しかも様々な期間で!!

もう少し具体的に言えば
National Health and Nutrition Examination Surveyの
1988-1991年(第1期間)、1999-2004年(第2期間)、
2011-2012年(第3期間)の期間から、
12歳以上の13,519人の血清ANAを
HEp-2細胞上の標準間接免疫蛍光測定法により測定しています。

その後、性、年齢、人種/民族、調査デザイン変数を調整した
ロジスティック回帰を用いて
各期間におけるANA有病率の変化を推定しています。

1988-1991年(第1期間):ANA陽性率11.0%
1999-2004年(第2期間):ANA陽性率11.4%
2011-2012年(第3期間):ANA陽性率16.1%

ということでした。
抗核抗体陽性率が増加していることがわかります。

そして特に増加した人は
男性
50歳以上
非ヒスパニック系白人
でした。

またこの増加は、体重、喫煙、
アルコール摂取では説明できませんでした。

病気は進化、変化しているんですね。
自己免疫と自己免疫疾患の頻度が増加していることを
示唆する証拠が増えています。
アップデートを続ける意義ですね。

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posted by いしたん at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月08日

薬剤関連ANCA関連血管炎

薬剤関連ANCA関連血管炎かどうかは
ANCA関連血管炎(AAV)の診断後に
一度はきちんと精査するべきです。

原因薬剤については主に症例報告、
ケースシリーズが根拠ですが、
WHO pharmacovigilance database (VigiBase)を使って
AAVを誘発しうる薬剤を調査した報告があります。
Arthritis Rheumatol . 2022 Jan;74(1):134-139.

具体的にはVigiBaseに
2006年から2020年11月までに
報告された薬剤誘発性AAVを調査し、
報告された薬剤でCase-noncase analysisが行われました。
AAV治療で使用される薬剤
(AZA, CY, LEF, MTX, MMF, RTX, GC, ST)は
除外されています。

483症例が抽出され15種類の薬剤に関連性がありました。

ヒドララジン
プロピオチオウラシル
チアマゾール
ソフォスブビル
ミノサイクリン
カルビマゾール
ミラベグロン
ニンテダニブ
ペニシラミン
インフルエンザワクチン
アロプリノール
リファンピシン
PEG-IFN Alfa-2b
モンテルカスト
ロスバスタチン

薬物誘発性AAVの疫学データとしては
71.2%が女性で発症年齢の中央値は62歳でした。
薬剤導入から薬剤誘発性AAV発症までの期間は
中央値は9ヵ月でした。
98.1%が重症で8.9%が死亡していました。

え?こんな薬でそんな重大な病気が起こるのか?

と驚くべきリストだと思います。
どの専門を選んでも忘れてはならない
疾患だということがわかります。

参考になれば!

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posted by いしたん at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 膠原病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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