FRAXとはFracture Risk Assessment Toolの略で
10年間の脆弱性骨折による骨折確率を計算できる
WHOの国際共同研究グループが開発したツールです。
Osteoporos Int . 2007 Aug;18(8):1033-46.
ちなみに、日本人用のFRAX値を計算できるのは
日本からも藤原先生が参画してくださったからです。
Osteoporos Int. 2008 Apr;19(4):429-35.
つまり
骨粗鬆症 重症度をつけるために有用なものです。
色々と骨折リスク評価ツールは提唱されていますが、
世界的なスケールで各国コホートでの妥当性と有効性が
確認されているものはFRAXしかありません。
入力する因子は、、、
年齢(40〜90歳まで)
性別
体重
身長
骨折歴
股関節骨折の家族歴(親)
現在喫煙中か
グルココルチコイド
関節リウマチ
続発性骨粗鬆症
アルコール3単位/day以上
大腿骨頚部骨密度(g/cm2)
といった大腿骨近位部骨密度や臨床的危険因子です。
骨密度以外を考慮に入れて評価するという画期的な方法です!
大腿骨近位部骨密度は必ずしもなくてもよく、
DEXAがない場合でも簡便に
骨折リスクが評価できる点が素晴らしいです。
発展途上国でも使えるようになっているのがWHOっぽいですよね。
出力としては、、、
主な骨粗鬆症性骨折
大腿骨近位部骨折
橈骨遠位端部骨折
上腕骨近位部骨折
椎体骨折
大腿骨近位部骨折
の確率(%)です。
計算についてはwebサイト(
http://www.shef.ac.uk/frax/)や
アプリなどで公開されていて
無料で利用することができます。
重要なのはFRAXの欠点、限界を知って利用することです。
40歳未満(閉経前女性など)には対応していない
FRAXのステロイドリスク計算にはステロイド使用の既往が含まれる
ステロイド投与量や期間は考慮されていない
骨折歴は具体的な骨折回数は考慮されていない
酸化ストレスのリスク分類が入っていない
出力の中に恥骨骨折などが考慮されていない
参考になれば!
よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村