脳血管性認知症は段階的に進行することが特徴的です。
DSM-IV-TR、ICD-10など様々な診断基準がありますが、
NINDS-AIRENの診断基準が
最も代表的な診断基準だと言われています。
NINDS-AIRENの診断基準
A:認知症
a:記憶障害と2つ以上の認知機能(見当識、注意力、言語、視覚空間機能、行動機能、運動統御、行為)の障害あり
b:臨床的診察と神経心理学的検査の両方で確認することが望ましい
c:機能障害は日常生活に支障をきたすほど重症(脳卒中に基づく身体障害によるものは除く)
※以下の除外基準を満たす
神経心理検査を妨げる意識障害、せん妄、精神病、重症失語、著明な感覚運動障害なし
記憶や認知機能を障害する全身性疾患や他の脳疾患なし
B:脳血管障害
a:神経学的診察で、局所神経症候を認める(片麻痺、下部顔面神経麻痺、バビンスキー徴候、感覚障害、半盲、構音障害)
b:脳画像(CT、MRI)で明らかな多発性の大梗塞、重要な領域の単発梗塞、多発性の基底核 or 白質の小梗塞、広範な脳室周囲白質のいずれかの病変あり
C:AとBの間隔が3ヶ月以内
a:明らかな脳血管障害後3ヶ月以内に認知症が起こる
b:認知機能が急激低下か、認知機能障害が動揺性 or 段階的に進行
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A、B、Cの全てを満たすと診断
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