慢性外陰痛(Vulvodynia)は
原因不明の陰部痛が慢性的に続くもので
患者さんはなかなか診断がつかず
非常に苦しまれています。
世界では女性の8–10%も
原因不明な外陰痛で悩んでいるとも言われています。
慢性外陰痛は外陰部不快感、
灼熱感、刺すような痛みなどの
症状を呈します。
診断基準は以下のように定義されています。
Obstet Gynecol . 2016 Apr;127(4):745-751.
潜在する関連因子をもつ可能性はあるが明確な原因を認めない
少なくとも3カ月持続する外陰部痛
また同じ論文で慢性外陰痛はさまざまに分類されます。
Obstet Gynecol . 2016 Apr;127(4):745-751.
局所性(前庭痛、陰核痛)
全身性
混合性(局所性と全身性の混合)
誘発性(挿入、接触)
自然発生
混合性(誘発と自然発生の混合)
持続時間のパターン
断続的
持続的
恒常的
即時
遅延
治療としては以下のようなものがあります。
非薬物療法
心身医学的介入、認知行動療法(CBT)など
骨盤底物理療法療法
手術療法
薬物療法
漢方薬
局所鎮痛薬
リドカイン
カプサイシン
抗炎症薬
ステロイド
インターフェロン
抗うつ薬
アミトリプチリン
エスシタロプラム
など
抗けいれん薬
ガバペンチン
など
ホルモン剤
筋弛緩薬
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