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2025年06月17日

CT検査

CT検査(Computed tomography)とは
X線透過性の原理を利用した画像検査で、
日常的に臨床では使うものです。

先日、放射線科ドクターによる院内勉強会で
基本的なところから最近のCTの進化について
教えてもらいました。

CTの構造としてはガントリ(ドーナツの部分)、
クレードル(患者さんの寝るベッド?のところ)、
コンソール(操作するところ)からなります。
ガントリの中にX線が照射されるX線管があり、
対側に検出器がセットされています。

初期のCTはシングルスライスCTで
一段面ずつ息を取りながら撮像していました。

以下のような様々な観点で進化した
色々な種類のCT検査が登場しているようです。

●クレードルの動かし方
ヘリカル撮影

●スキャン方式
シングルスライスCT
マルチスライスCT
 320

●撮像部位
頭部CT
眼窩CT
副鼻腔CT
頚部CT
胸部CT
 心臓CT
腹部CT、腹部骨盤CT
 大腸CT
 肝臓CT
四肢CT
 骨CT

●造影の有無
造影剤(造影CT)の意義
 組織コントラストを上げる
 病変の血行動態の把握
  動脈相、移行相、平衡相

●特殊な技術・方式
X線照射
 デュアルエナジーCT(2管球式)
 Rapid kVp switching
 ツインビームデュアルエナジー
 4D-CT
検出器
 エネルギー積分型(従来型)
 デュアルエナジーCT(2エネルギー検出)
 フォトカウンティングCT
 スペクトラルCT
画像処理
 仮想内視鏡CT
 人工知能再構成
 金属アーチファクト低減技術
構造
 コーンビームCT
 ポータブルCT
 デュアルソースCT

高速CT

自分の専門科ではあまり馴染みのない方法もあって、
かなり進んでいるんだなーと感動しました。

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ラベル:CT検査 とは 原理
posted by いしたん at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月28日

急性放射線症候群

急性放射線症候群とは被爆後数週間以内に生じる
様々な症状、検査値異常をきたす状態のことです。

放射線 被曝で記載した
確定的影響になります。

早期病変ごとにまとめますと、、、

  自律神経の反応:致死線量を被曝したあと5-15分後に出現
   胃腸症状
    嘔吐、下痢、食思不振
   神経筋症状
    疲労、無気力、寝汗、発熱、頭痛、低血圧

  骨髄障害
   血球減少
    白血球減少 0.5 Gy
   出血
   骨髄死(4 Gy以上)

  胃腸障害(放射線性胃腸炎)
   食欲不振、下痢、下血、感染、脱水、電解質消失
   腸管死(10 Gy以上)

  中枢神経障害
   100Gy以上の被爆では2日以内に殆どが脳血管障害で死亡する
   運動機能減弱、無能力
   病理
    脳の血管周囲の浸潤、出血、浮腫、ニューロンの核濃縮

  不妊
   一時不妊
    男性:0.15-2.0 Gy
    女性:0.65-1.5 Gy
   永久不妊
    男性:3.5-6.0 Gy
    女性:2.5-6.0 Gy

  筋肉:100Gy以上の被爆で症状が出現

  急性放射線皮膚炎
   1度(1回3–4 Gyの被曝)
    皮膚紅斑が主体、灼熱感あり
    基底膜細胞の増殖抑制で上皮が菲薄化
    皮脂腺と毛嚢も感受性が高いから一過性の脱毛に至る
   2度(1回6–19 Gyの被曝)
    次に感受性が高い血管変化が主体
    粘膜充血
    皮膚乾燥(乾性皮膚炎)
   3度(1回20–25 Gyの被曝)
    水疱、破れて癒合しびらんになる(湿性皮膚炎)
    多くの場合、萎縮、瘢痕、永久脱毛などの障害が残る
   4度(1回30 Gy以上の被曝)
    深い潰瘍、壊死
   病理
    急性期
     表皮内海綿状態
     基底層液状変性
     表皮突起消失
     真皮上層の浮腫
     血管内皮細胞の膨化
     血管拡張
     血栓、出血
     弾性線維の断裂と減少
    その後
     表皮菲薄化
     小血管拡張
     付属器萎縮
     線維化
     血管閉塞
   治療
    熱傷に準じる

といった様々な異常が生じます。

その結果どうなるかというと、、、

  0.25Gy:殆ど臨床症状はない
  0.5Gy:リンパ球一過性減少
  1Gy:嘔気、嘔吐、倦怠感
  1.5Gy:50%の人で放射線宿酔
  2Gy:5%死亡
  4Gy:30日以内に50%死亡
  6Gy:14日以内に90%死亡
  7Gy:100%死亡

といった自然経過、予後を辿ります。

被曝怖い!という感覚は大事ですが、
被曝量を把握することはもっと重要です。

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posted by いしたん at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月29日

放射性同位体

放射性同位体(Radio Isotope、RI)は
放射線源の一つで医療的には
シンチグラフィーなど核医学や放射線治療などで扱います。
ある程度の基礎的な知識は必要です。

原子核は陽子と中性子から構成されますが、
中性子の数が異なるものを同位体と呼び、
放射性同位体とはその中でも放射能を持つものです。

RIの特徴は不安定さです。
つまり放射性壊変を起こすことで
放射線を放出します。

放射性壊変には、、、

 α壊変:α線を放出
 β壊変:β線を放出、電子捕獲(EC)
 βプラス壊変
 γ壊変:励起状態から基底状態への遷移、内部転換、核異性体転移(IT)

が含まれます。

例えばトリチウムでは
3H→3He+β-+v
といったβ壊変を起こします。

放射性核種はいしたんの知識では55核種あるそうです。

特に原子番号84(ポロニウム)以上の元素は
ウラン(4n+2)系列、トリウム(4n)系列、
アクチニウム(4n+3)系列、ネプツニウム(4n+1)系列
といった壊変系列を作ります。

とりあえずの基礎編はここまでです。

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posted by いしたん at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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