次にスクリーニングによる早期発見、早期介入が重要です。
スクリーニングのためのツールは
以下のように様々発表されています。
病棟や在宅で使う
CAM
DST
SQID
ICUで使う
CAM-ICU
ICDSC
Nu-DESC
NEECHAM
色々ありすぎて全てを記憶するのは難しいです。
いしたんは感度が高いとされるDSTと
発声できない患者でも使用可能なCAM-ICUを
使うことが多いです。
ひとまず、これ!というものを
身につけることが重要だと思います。
■DST(delirium screening tool)
現実感覚、活動性低下、興奮、気分変動、睡眠・覚醒リズム、幻覚、妄想
↓1つでも該当したら次へ
見当識障害、記憶障害
↓1つでも該当したら次へ
急性発症、症状の変動
>>>
1つでも該当したらせん妄の可能性あり
■CAM-ICU(confusion assessment method for the intensive care unit)
RASSを評価
-4〜-5は評価不能→時間をおいて再評価
-3〜+4はせん妄評価へ
所見1(急性発症 or 変動性の経過):精神状態が急性に変化 or 24時間で変動→Noならせん妄なし
所見2(注意力欠如):10個の数字を読み聞かせる→1の時に握ってもらう→ミスが3未満ならせん妄なし
所見3(意識レベルの変化):RASSが0以外なら陽性
所見4(無秩序な思考):エラーが2つ以上なら陽性
石は水に浮く?
魚は海にいる?
1 gは2 gより重い?
釘を打つのにハンマーを使うか?
(指示)2本の指をあげてみせ、同じことをさせる
>>>所見1 + 2 + 3(or 4)でせん妄と診断
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