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2024年05月29日

小径線維ニューロパチー

小径線維ニューロパチー(small fiber neuropathy、SFN)とは
小径有髄線維(Aδ)、無髄線維(C)などの
小径線維が優位に障害される末梢神経障害の一型です。

疼痛を伝達するAδやCなどが障害され
痛みの侵害受容器が破壊されるという病態から、
灼熱感などの強い疼痛を伴う表在感覚障害だったり
自律神経障害が主な症状です。

検査で重要なのは大径有髄線維を反映するから
末梢神経伝導検査が正常となることです。
客観的なエビデンスがなかったから
不定愁訴かなーという風に片付けられていることもあります。

SFNの原因は以下のように多岐にわたります。
J Neurol Sci . 2004 Dec 15;227(1):119-30.

代謝性疾患
 糖尿病性ニューロパチー
 ビタミン欠乏性ニューロパチー
 など
中毒性疾患
 アルコール性ニューロパチー
 薬剤性ニューロパチー
 有機リン中毒
 など
遺伝性疾患
 Fabry病
 家族性アミロイドポリニューロパチー
 急性間欠性ポルフィリン病
 など
感染性疾患
 HIV関連ニューロパチー
 ハンセン病
 など
急性自律性感覚ニューロパチー
傍腫瘍性感覚性ニューロパチー

免疫介在性疾患:非典型例
 シェーグレン症候群
 神経サルコイドーシス
 血管炎
 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎
 など

参考になれば!

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posted by いしたん at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月18日

多発性硬化症 病型分類

多発性硬化症(MS)は例えばインターフェロンβの
治療反応性がかなり異なることが知られています。

再発が減少する症例が存在する一方で、
再発頻度が不変である症例が存在するどころか
病状がむしろ増悪する症例すらあります。

つまり既存の病型分類だけでは
まだ不十分だということを示唆しています。

今後、放射線画像、免疫学的バイオマーカー、
腸内細菌バイオマーカー、治療反応性などでの
MSの疾患内多様性を更に層別化する方法を
確立させる必要があると言われています。
Lancet Neurol . 2023 Jan;22(1):6-8.

ただし!まずは現状の病型分類を
頭に叩き込んで置かなければ話になりません。

MSの自然経過も含めて以下のように分類されます。

発症前

一次進行型MS(PPMS)

再発・寛解型MS(RRMS):10–15年
 数ヶ月〜1年で新たな病変が出現する

二次進行型MS(SPMS):20年以上

参考になれば。

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posted by いしたん at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月17日

多発性硬化症 食事療法

多発性硬化症は日本では
炎症性腸疾患と併行して激増している難病です。

腸と神経が関連しているという研究があり、
食の西洋化が一因ではないかと言われています。
ということでNational Multiple Sclerosis Societyでも
食事療法について色々と記載されています。

 抗酸化物質に富んだ食事
 食物繊維の多い食事
 十分なカルシウムとビタミンDを含む食事
 十分なビタミンとミネラルを含む食事

  >>>

 できるだけ自宅で食事を準備する
 カラフルな新鮮なフルーツと野菜をとる
 穀物を摂取する場合は精製したものではなく全粒穀物を選択する
 加工食品と砂糖はできるだけ避ける

またMSにかかって車椅子にまでなって回復した
Terry Wahls医師が食事について本を出されています。



The Wahls Protocol: A Radical New Way to Treat All Chronic Autoimmune Conditions Using Paleo Principles (English Edition)

伝統的な日本の食文化がいかに凄かったかもわかります。
英語が大丈夫な患者さんには
一度読んでみることをお勧めしています。

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posted by いしたん at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 神経内科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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