小脳と脊髄が主座で神経細胞が破壊、消失していく疾患です。
小脳性運動失調を主体として
眼球運動障害、眼球運動失行、
末梢神経障害(運動ニューロン障害)、
ミオクローヌスてんかん、
錐体路徴候、錐体外路徴候
認知機能障害、嚥下障害、声帯外転不全など
様々な症状を呈することがある疾患群の総称です。
SCDは孤発性と遺伝性に分類され、
様々な疾患が含まれます。
遺伝性はさらに常染色体優性遺伝性SCD(AD-SCD)と
常染色体劣性遺伝性SCD(AR-SCD)、
さらにX染色体連鎖性SCDに分類されます。
特にSCDのうち常染色体優性遺伝するものを
脊髄小脳失調症(spinocerebellar ataxia、SCA)と呼び、
SCAは2023年現在50型(SCA50)まで報告されています。
色々な疾患が含まれるので、
SCDの原因も色々と含まれますので、
必ずしもCAG トリプレットリピート伸長、
つまりポリグルタミン病とは限りません。
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