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2025年01月17日

副鼻腔嚢胞

副鼻腔嚢胞は頬部の痛み、熱感、腫脹といった
症状を呈することもありますが、
無症状のことも多く、
頭部MRIなどを撮像した際に
偶発的に見つかることが多い疾患です。

部位によって上顎洞囊胞、前頭洞囊胞、
蝶形骨洞囊胞、後部篩骨洞囊胞が含まれます。
多くは上顎洞嚢胞です。

また病態によって貯留嚢胞、粘液嚢胞と分類されます。

貯留囊胞は浮腫状の粘膜によるもので、
感染が原因となることが多いです。
縮小・消失することが多いので治療は不要とされています。

一方で粘液囊胞は色々な原因によって
自然口閉鎖が起こることで発生します。
原発性、続発性としては術後性囊胞、外傷性などが
原因として知られています。

骨破壊や例えば視力障害といった
周辺臓器の障害を引き起こすことがあり、
治療としては手術を検討します。

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posted by いしたん at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 耳鼻科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月04日

光免疫療法

光免疫療法(Photoimmunotherapy)とは
抗体を用いて光捕集分子を癌に届けた後に、
レーザー光をあてて光捕集分子を変化させ、
悪性細胞を殺傷する新たな癌治療の方法です。

光免疫療法は光線力学療法の一つで
レーザー光が当たらない部分には
何も影響がないという点では
既存の光線力学療法の
ポルフィマーナトリウムや
タラポルフィンナトリウムと同じです。

一方でドラッグデリバリーシステム(DDS)に
抗体を用いて特異性を上げていることから、
二重の特異性を持たせていることで副作用を小さく抑え、
患者さんにとってにやさしいがん治療法です。

楽天メディカルさんからの
セツキシマブ-サロタロカンナトリウム
(商品名はアキャルックス)が
今の所承認されている唯一の光免疫療法です。

キメラ型抗EGFR抗体(IgG1)1つに
色素分子IR700が2–3個結合した構造です。
Nat Med . 2011 Nov 6;17(12):1685-91.

IR700は近赤外領域(Near-Infrared、NIR)を吸収すると
親水基が切断されて疎水基になります。
その結果、脂質二重膜の障害がおこり、
ネクローシスに至るというのがその原理です。
EBioMedicine . 2020 Feb;52:102632.

悪性腫瘍の治療は日進月歩です。

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posted by いしたん at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 耳鼻科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月24日

萎縮性鼻炎

萎縮性鼻炎は病態が明らかになっていない、
根治治療が確立していないいわゆる難病です。

症状としては、慢性的な鼻閉、悪臭、
反復する鼻出血、一過性の嗅覚障害などが
知られていています。
よく似た症状を呈するエンプティノーズ症候群と違い
呼吸困難、窒息感といった症状はないとされます。
Ann Allergy Asthma Immunol . 2016 Sep;117(3):217-20.

疫学としては女性に多い病気です。

耳鼻科的診察では鼻粘膜の萎縮、
鼻粘膜の痂皮形成などがみられます。
また鼻汁検査も有用です。

原因としては以下のようなことが知られています。

原発性:亜熱帯の温暖な気候に特有
 細菌感染を伴う炎症性疾患
  Klebsiella ozaenaeなど
   Allergy Asthma Proc . 2013 Mar-Apr;34(2):185-7.
続発性
 外傷
 放射線照射
 肉芽腫性病変
  自己免疫
   サルコイドーシス
   多発血管炎性肉芽腫症
 感染症
  結核
  ハンセン病
  梅毒
 遺伝
 内分泌障害
 栄養不足
  鉄
  ビタミンD
 など

治療については根治治療はありません。
以下のような対症療法が行われています。

鼻洗浄
 目的
  鼻腔の衛生管理
 道具
  等張 or 高張生理食塩水
  洗浄液にテトラサイクリン系やアミノグリコシド系などの抗菌薬添加も有効
  Am J Rhinol . 2001 Nov-Dec;15(6):355-61.
  Curr Opin Allergy Clin Immunol . 2011 Feb;11(1):1-7.

抗菌薬内服
 RFP 600 mg/日 12週間
 シプロフロキサシン500–750 mg/日 を8–12週間
 J Laryngol Otol . 2005 Nov;119(11):843-52.

保存的治療
 鼻腔の保湿のための軟膏塗布

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posted by いしたん at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 耳鼻科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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