萎縮性鼻炎は病態が明らかになっていない、
根治治療が確立していないいわゆる難病です。
症状としては、慢性的な鼻閉、悪臭、
反復する鼻出血、一過性の嗅覚障害などが
知られていています。
よく似た症状を呈するエンプティノーズ症候群と違い
呼吸困難、窒息感といった症状はないとされます。
Ann Allergy Asthma Immunol . 2016 Sep;117(3):217-20.
疫学としては女性に多い病気です。
耳鼻科的診察では鼻粘膜の萎縮、
鼻粘膜の痂皮形成などがみられます。
また鼻汁検査も有用です。
原因としては以下のようなことが知られています。
原発性:亜熱帯の温暖な気候に特有
細菌感染を伴う炎症性疾患
Klebsiella ozaenaeなど
Allergy Asthma Proc . 2013 Mar-Apr;34(2):185-7.
続発性
外傷
放射線照射
肉芽腫性病変
自己免疫
サルコイドーシス 多発血管炎性肉芽腫症
感染症
結核
ハンセン病
梅毒
遺伝
内分泌障害
栄養不足
鉄
ビタミンD
など
治療については根治治療はありません。
以下のような対症療法が行われています。
鼻洗浄
目的
鼻腔の衛生管理
道具
等張 or 高張生理食塩水
洗浄液にテトラサイクリン系やアミノグリコシド系などの抗菌薬添加も有効
Am J Rhinol . 2001 Nov-Dec;15(6):355-61.
Curr Opin Allergy Clin Immunol . 2011 Feb;11(1):1-7.
抗菌薬内服
RFP 600 mg/日 12週間
シプロフロキサシン500–750 mg/日 を8–12週間
J Laryngol Otol . 2005 Nov;119(11):843-52.
保存的治療
鼻腔の保湿のための軟膏塗布
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