適切な治療を選択することで、
短期・長期の腎移植の成績向上につながるとされています。
移植腎病理診断国際基準にはBanff分類があります。
1993年に初版が策定され
Kidney Int . 1993 Aug;44(2):411-22.
その後も改訂が続いています。
Banff分類は移植腎の病変を分類します。
初版では、、、
正常
拒絶反応
超急性拒絶反応
境界病変(軽微な急性拒絶反応)
急性拒絶反応
慢性同種移植腎症(chronic allograft nephropathy、CAN)
慢性拒絶反応
拒絶反応に関連しないもの
移植後リンパ増殖性疾患
非特異的所見
急性尿細管壊死
急性間質性腎炎
シクロスポリン関連腎症(急性・慢性)
腎被膜下障害
移植前内皮細胞障害
腎乳頭壊死
de novo腎炎
移植後再発性腎炎
移植前腎障害
サイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)感染
と分類されます。
その後、尿細管間質病変、糸球体病変、血管病変を
それぞれスコア化します。
尿細管間質病変
間質炎症(i)
尿細管炎(t)
間質線維化(ci)
尿細管萎縮(ct)
糸球体病変
糸球体炎(g)
移植糸球体症(cg)
血管病変
動脈炎(v)
細動脈硝子化(ah)
動脈線維性内膜肥厚(cv)
その後拒絶反応を発症時期ではなく、
AMBRとTCMRに分類されるなど
様々な点で改訂が進んでいます。
。。。だんだん長くなってきたので、今日はここまで!
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